スタートアップ列伝を読んだ
「起業はもはや特別な冒険ではない」
―― 田原総一朗
最近、スタートアップが注目ですね。日本の景気が少しずつ上向いてきて、ベンチャー投資にも資金が流れるようになってきたという事なのでしょう。
といっても、実際には東京でのスタートアップ事例がほとんどです。地方でスタートアップをして成功している事例はあまり聞いたことがありません。
地方で元気のある若者がチャレンジするのには、まだまだハードルが高いようです。
それでも、社会全体がスタートアップチャレンジを否定的な目で見なくなってきているのは喜ばしい事だと思います。
スタートアップとして成功した人たちの紹介を読んで、自分の人生を見つめなおすというのも良いのではないでしょうか?
スタートアップ列伝概要
「夢は大きく、声を上げろ!」 ―― 藤田晋 サイバーエージェント社長
「起業はもはや特別な冒険ではない」―― 田原総一朗 ジャーナリスト
「スタートアップはシリコンバレーの専売特許ではない!」
――閉塞した現状に飽き足らず、FinTechに代表される最先端ビジネスの創造やビジネスインフラの革新、
新市場の開拓、次世代技術の開発などに挑む日本発のスタートアップ企業のトップ30人に肉薄。
そのビジョンと熱き思いを余すところなく伝える。
「日経コンピュータ」誌の人気連載「スタートアップ魂」に新規書き下ろしを加え再構成。
巻頭特別企画として、藤田晋・サイバーエージェント社長のロングインタビューも掲載。
<本書に登場するスタートアップたち>
【マネー&経済を動かす】
マネーフォワード/freee/コインパス/ウェブペイ/カンム
【ビジネスの仕組みをスマートに変革】
Sansan/スタンドファーム/スタディスト/サイダス/サイカ/
クラウドキャスト
【新市場を創造する】
ウォンテッドリー/八面六臂/ラクスル/オープンロジ/
カラフル・ボード/フリークアウト
【暮らしを、もっと便利で豊かに】
nana music/AsMama/FiNC/JX通信社/クラスドゥ/Peatix/
Soundforge/ショーケースギグ
【未来を担うものづくり】
ロボ・ガレージ/ビーサイズ/フォーブ/
プルート/PEZYコンピューティング--アマゾン 商品内容紹介より
スタートアアップ列伝を読んで
この本で紹介されている人たちは、途中で挫折や失敗も繰り返しながらも、自らの事業を成功させています。なによりも、その力強さに対して尊敬です。
サラリーマンとして働いていると、雇われの身として、どこか変な安心感を抱いてしまうものです。
でも、本当は皆気が付いているはずで、そんなものは幻想でしかありません。
業績が悪くなれば、起業はリストラします。そうなれば、起業してリスクテイクするのも雇われている事もそれほど大きなリスクの差は本当は無い気がします。
キャリアパスなんて考えて一所懸命MBAの取得など勉強に励む人もいますが、私は、勉強そのものよりも実際にリスクテイクして実践する人を尊敬します。
リスクテイクしている人の方が、人間がそもそも持っていたサバイバル本能が備わっているような気がするのです。
スタートアップすることだけが全てではないですが、
一度しかない自分の人生をどう生きるべきか?
もう一度見つめなおし、考えるにはとても良い機会になりました。